怪しんでみました。
映画を観ながらポップコーンを食べるのが当たり前の世の中になっていますが、ポップコーンって映画への集中を阻害していませんか?
絶対集中力落ちると思うんです。
ポップコーンを食べながら映画観るのって。
ということで、私が先生をしている「にっちっちschool」のメンバーやツイッターでの呼びかけに応じてくれた優しくて変わった方々に協力していただき、ポップコーンを食べながら映画を観たら集中力が落ちるのか実験をしました。
▶にっちっちschoolについての記事はこちら
実験の方法はこう
①4チームに分かれます。※
②映画を観てもらう
③映画にまつわるテストをする&集中できたかアンケート
→テストの理解度と参加者アンケートをもとに
映画を観るとき、これからもポップコーンを食べてもいいかを考えます。
※チーム分けはこう。

①ポップコーンを食べる人
②ポップコーンを食べない人
③ポップコーンを食べない人が横にいるけどポップコーンを食べる人
④ポップコーンを食べないのにポップコーンを食べている人が隣に座っている人
配置はこんな感じにしてみた。

実験開始

観る映画は、パブリックドメイン(公共の財産)となった『ローマの休日』です。

みんな意外と観てなくて良かった。
問題!
良かったら問題に答えてみてください。
- ローマの休日内でのオードリーヘップバーンの役名は?
- オードリーヘップバーンの恋相手の職業は?
- 眠たすぎる王女をタクシーに乗せたときに運転手にどこに行きたいと王女は言いましたか?
- 王女の偽名は?
- どこでダンスがありましたか?
- 素敵な人を、褒めるときに 「ローマの休日」ではどのように褒めていましたか?

答え
- ローマの休日内でのオードリーヘップバーンの役名は?→アン王女
- オードリーヘップバーンの恋相手の職業は?→新聞記者
- 眠たすぎる王女をタクシーに乗せたときに運転手にどこに行きたいと王女は言いましたか?→コロセウム(コロッセオ)
- 王女の偽名は?→アーニャ・スミス
- どこでダンスがありましたか?→サンタンジェロ
- 素敵な人を、褒めるときに 「ローマの休日」ではどのように褒めていましたか?→そっくりな人がいる
最も、正答回数が多かったのが、
「ヨシダさん」でした。6問中5問正解!よしださんは、『ポップコーンを食べないのにポップコーンを食べている人が隣に座っている人』で、鑑賞後のアンケートで自身の集中力度は「とても集中できた★5」と回答していました。
普段、映画研究会に在籍しているため映画を見る機会が多いというヨシダさん。
普段から映画を観るときはポップコーンを食べないみたいです。
そんなヨシダさんの感想
どうしても手持ち無沙汰になるので、何かしらつまめるものがあるのはいいと思う。映画を見ているのに暇というのは表現が変だけど、暇つぶしみたいな……
あ〜、映画を観ているのに『暇』って表現 変だけど、分かるな〜。でも1番正解していましたよ。集中されていました。
ポップコーンを食べながら映画をみることについてどんなマイナス面があると思いますか?
ポップコーンを食べながら映画を観るマイナス面としては、やはり音と匂いが入ってくるので集中して見たいときはそこらへんに集中を阻害される感じはあるかもしれません…
最も正答数が高かったヨシダさんですが、やはり鑑賞中は隣のポップコーンの音や匂いは気になったようです。
さらに
もう一人の『ポップコーンを食べないのにポップコーンを食べている人が隣に座っている人』の被験者:たけるさんも6問中4問正解しており、ヨシダさん同様、鑑賞後のアンケートで自身の集中力度は「とても集中できた★5」と回答していました。
さらに、たけるさんは7人中誰も答えることができなかった、
第5問「どこでダンスがありましたか?解(サンタンジェロ)」
を回答できた唯一の人間でした‼️SUGOI
たけるさんもヨシダさんと同じく、自身の映画集中度を★5と評価していました。
これは意外でしたよね?
ポップコーンの匂いとポリポリ音で集中力が阻害されそうなのに、2被験者とも『とても集中できた★5』と回答したのです。
『ポップコーンを食べないのにポップコーンを食べている人が隣に座っている人』チーム強い‼️

次に正答率が高かったチームは『ポップコーンを食べない人』です。

『ポップコーンを食べない人』のサンプルになってくれたカズヒロさんは、普段からポップコーンを食べないみたいですが、やはりこの鑑賞会後も「映画中はポップコーンは食べない」と語っていました。
カズヒロさんの自身の映画集中度は「集中できた★4」で、『ポップコーンを食べないのにポップコーンを食べている人が隣に座っている人』よりも集中度は少し減少しています。カズヒロさんはポップコーン食べないのに、そこまで映画クイズに正解できなかったという反省から自身の集中度の評価を少し下げたのですかね?
反対に、“横に食べてる人いるのに!”という意識が集中度のハードル設定を低くし、『ポップコーンを食べないのにポップコーンを食べている人が隣に座っている人』チームの集中度自己評価の高さに繋がった気がします。
3番目に正答率が高かったチームは、『ポップコーンを食べる人』チームです。

隣の人もポップコーンを食べてるチームですね。
正答率は2人合わせて50%でした。(りんごさんは4/6正解、有村さん2/6正解)
被験者のりんごさんは元々、ポップコーンを食べない派だったみたいなんですが、この企画を機に映画中ポップコーンを食べてみたいと思ったらしい‼️
「ポップコーンがなくなるのが寂しかった」と語っていました。
『ポップコーンを食べる人』のもう1人の被験者である有村さんは、「食べないは食べないでお腹鳴ったらどうしようという不安があるけど食べる時も周りに気を遣ってしまう。」とコメントを残しました。
『周りは気にしないゾ!よっしゃポップコーン食べるで!』という気持ちで、りんごさんは映画を観てらっしゃったのに対し、有村さんは隣の人も自分と同じくポップコーンをむしゃぼっているのに気遣いの精神が生まれてしまっていたので、実験に差が出てしまう結果となりました。

最も正答数が悪かったチームは、、、、、
『ポップコーンを食べない人が隣にいるけどポップコーンを食べる人』でした。

被験者2人とも6問中2問しか答えられていませんでした。

そんなことある???
ってほど、わかりやすい回答結果でしたね。
彼らは集中できていませんでした。
ポップコーンを食べない人の横にいると、気を遣ってしまうのでしょうか?自身の集中度も「普通★3」評価にとどまる形でした。
今回のイベントを通して、ポップコーンが映画鑑賞にどんな影響を及ぼすと思いますか?
プラス面は、『食べ物を食べる幸福感を味わえる』ですかね?マイナス面は『ポップコーンがあとどのくらいかとか、そういうのに気を取られて所々集中できない』だと思います。わたし、映画の前半で食べ切っちゃいました(笑)
あれ?じゃあ、後半は集中できたよね?
・・・。
というか、参加者の コメントが集中力と関係ない!!
結論
「何か食べている人の隣で何も食べないで観ると最も映画に集中できる」
あくまで個人の行った実験なので、科学的な根拠はありませんが、映画にめちゃくちゃ集中したい方は、ポップコーンを食べてる人の隣にわざわざ行って鑑賞してみて下さいね。

(文章)ニッチほそかわ @nichebito
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