悲しいかな、美人や美男子がいつの時代も人気です。
Twitter、Instagram、TikTok、どのSNSでもおすすめに出てくるのは「いま人気の整った顔」…。
人の注目を集めるためにはどう考えても「外見を整えたほうがいい」ということは自明なのではないでしょうか?だれもが願わくば、世間的に「かわいい」「イケメン」といわれる外見に生まれたいと思っている。
でも、整形するのはお金がかかります。
しかし、幸いなことにネットの向こう側の人たち全員と会う必要はありません。
ネットで注目を集めたいだけなら写真を加工しちゃったらいいのです。というか既にみんなしていることです。
目次
みんなどうやって加工しているのか?
加工が得意だという友人や私の姉に私の顏を加工してもらいました。この編集過程をみることによって、令和時代には「どのような顔面がよしとされるのか」計らずとも知ることになり、興味深いものとなりました。
これから加工過程を紹介しますが、友人が加工方法の動画も撮ってくれたので併せて参考にしてみてください。
①加工アプリをいれる
偶然にも加工に協力していただいた二人ともが、「BeautyPlus」というアプリを活用していました。
App Store:「Beauty Plus」
GooglePlay:「Beauty Plus」
これから説明する加工手順で、必要な機能が揃ってあるアプリなら何でもいいと思います。

②スマート美顔機能で肌を綺麗に
ワンタップで美顔にしてくれるスーパーありがたい機能が「スマート美顔機能」
友人曰く、この機能でナチュラルな「美しい肌」に加工しているらしいです。
ポイントは、この機能に頼りすぎないこと!

肌の白さは七難隠すと昔から言われているように、2020年の日本では「陶器のような白い肌へ」加工するのが人気なようです。
肌を白くするのがトレンドなのは、令和時代に始まったことではなく、平安時代には美白が良しとされる文化がありました。昔の人の美白は命がけで、明治時代の人は猛毒のヒ素を摂取して肌を白くしていたようです。今はスマホアプリで一瞬で肌を白くできる いい時代になりましたね。まぁ実物が白くなったわけではないですけど…
③部分痩せ機能で微調整
アプリの方が忖度してくれて、ワンタッチで目を大きくしてくれたり、頬の肉を勝手にそぎ落としてくれる便利な機能もあるのですが、その便利機能を使わないことがポイントらしいのです。
加工熟練者が使うのは、「部分痩せ機能」。
この機能は自分の指を動かさないといけないのですが、痩せさせたい場所を思い通りに歪ませることができます。
自動の機能を使うと痩せなくていい場所が痩せてしまったり、不自然になることが多いのです。
①顏体痩せ機能を選択
②歪みの影響度合いを選択(この魔法のペンの太さがのちのち重要に)


この魔法のペンを使って、
・目の形
・鼻の形
・口の形
・眉毛
・輪郭
をいじっていきます。
④輪郭をいじる
輪郭をいじるときに気を付けてほしいのが、背景まで歪んでしまうことです。加工の鉄則として「私、僕は、加工してませんよ~」というスタンスを見せなければなりません。
背景の壁の模様や窓の枠がものすごく歪んでいたら、見る人が見れば「この人、見栄貼ってるな〜、加工しているな〜」と気づかれます。
背景がおかしくなっていないか注意しながら輪郭の加工を施していきましょう。

輪郭をいじるときは、魔法のペンの太さ選択は、太めをセレクト!
細めの魔法のペンだとこのように顏がボコボコするからです。

太めの魔法のペンなら自然に輪郭を変形させることができます。

⑤目を大きくする
加工を今回してもらった友達の好みだと思うのですが、つり目の私の目を「たれ目」に加工していました。
まぶたを押し上げるように目の中心付近を上にスライドし、目を大きくしていきます。それから、目じりを垂れさせて「たれ目」に加工。

このとき大事なのが、顏全体を見ながら少しずつ目を大きくしていくことです。
あくまで不自然にならないように!

⑥眉毛を左右対称にする
基本的に「左右対称の顏」は美しいと人間の目には写ります。
私の眉毛は左右対称ではなかったようなので、友人がきっちり魔法のペンで整えていました。カミソリいらずですね。

⑦鼻をいじる
鼻を高くみせるために、鼻筋を細くします。そうすると光が集まって高く見えます。
※ハイライトという機能を使って、無い鼻筋に光をつけ、あたかも鼻が高い風に装うこともできるみたいです。

小鼻も小さくしてシュッとした印象にしていきます。令和の流行りの鼻は小鼻小さめの鼻のようです。
目安として、両目頭の延長線上に小鼻の端が来るように加工すると良いようです。

⑧口の形を好きな形に変える
加工をしてくれた友人は、口角があがり唇の先がお山になっているのが好きなようで、魔法のペンの太さを細めに変えてから「お山」を形成していきます。
こうなると本当に整形ですね。


あひるのように、口先はとんがり、口角は上がっている口に変身しました。(俗にアヒル口といわれる)
この口の加工は「自分の美的センスが問われる」と友人は言います。「加工は美術の時間!」という名言も飛び出ました。
⑨涙袋をつくる
上級者のテクニックです。わたしはこれを聞いた時、目からウロコが飛び出ました。
クマを薄くする機能を使って、涙袋を作るのです。本来、暗い部分を明るくする機能なのですが、それを使って目の下の膨らみ「涙袋」を大きく見せます。
鼻を高く見せる方法で紹介したように光があると立体的に見え、白くなった部分は高く見えます。
その方法と同じでクマ消し機能で涙袋をなぞるとうっすら白くなり、ぷっくりとした大きな涙袋があたかもあるように見えます。


前提として、涙袋があると、顔全体に占める目の印象が強くなり、大きな目に見えます。

⑩必要であればメイク機能を使う

大変便利な機能で、お化粧モードを選択すれば、口紅やアイメイク、眉毛のメイクを施すことができます。
自分の好みに合わせて、自然体を意識しながらメイク加工をしましょう!
完成です。


どうでしょうか?だいぶ変わったように思いませんか?
加工が得意な姉にも編集してもらいました。
編集前 編集後
顔だけでなく、肩幅も細くされていて笑ってしまいました。そりゃそうですが、顔を痩せさせることができれば、もちろん身体も痩せさせることができますよね。加工ってすごい!
姉が編集した写真と友人の編集した写真とを見比べると姉編集の写真の方が少しナチュラルな印象な気がします。
姉編集 友人編集
この二つの編集の共通点として「顔を小さく」「肌は白く」「目は大きく」加工されています。
人によって、美的感覚は違うと思いますが、とりあえず顔をシュとさせて、目を大きく肌を白くするのは令和時代の加工として鉄板なようです。
※ただ、加工が得意な友人に言わせてみれば姉編集の写真は背景が歪んでるのが気になるみたいです。
よくみたら、歪んでいました。
これはご法度ですね。

おわりに
20代の女性からしたら「加工のやり方?は?知ってるわ!」だと思うんですけど、お母さん世代や可愛くみられたい男性などからすると、「なるほど!こうやって編集するのか!」と思える内容だったのではないでしょうか?
わたしも、「こんなやり方があったの?」と驚く技もありました。
この取材をきっかけに加工が上手な人に加工の仕方を引き続き聞いてみたり、自分の写真を頻繁に加工することでSNS映えする加工技術を身につけていきたいと思った所存です。
お金をかけず、理想の顔に加工するのは、本当に楽しいことので、読んだ方も是非チャレンジしてみてください。
(2020年5月執筆)
2024年くらいには、もっと簡単に加工できるようになっているんでしょうか?
Twitter:ニッチほそかわ
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