かぐや様は告らせたいを観た

かぐや様は告らせたいを観た
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TikTokで、「周知院学園〜周知の事実〜」という音と共に、「己、骨入ってんのか?」という不快なダンスをした動画が、いくつも上がっており 私はいつの間にかその歌とダンスの虜になってしまった。

何度見ても腹が立つ。

でも観てしまう。こうすれば可愛いんでしょ?を詰め込みやがって!!

自分が女だから、動物的に女女した動きに腹が立つのだろうか?いやだ。こんなところで、自分の女の部分を確認したくない!!

どうやら、このダンスは「かぐや様は告らせたい」というアニメがあってそのエンディングに使われていたらしい。

このダンスのうざさを真に理解するには、このアニメを見てからではないといけない。

そういうはじまりで、私は「かぐや様を告らせたい」を観ようと思ったのである。

なぜ、こんなにも「かぐや様を告らせたい」を観ようと思った経緯を長々と詳しく書いたかというと、わたしはこういった萌え系のアニメを見るのに抵抗があり、さらに学園恋愛がテーマである。学園恋愛はモテない人間による妄想が詰め込まれリアリティが薄く、気持ち悪い。そのため「萌系」×「学園恋愛」の醜悪コンビアニメなぞ、私の興味のはるかかなたにあったのだ。

というわけで、見始めたアニメであったが、なんとこれがめちゃくちゃにおもしろかったのだ。

というか第一話でわたしの予想をいい形で裏切ってくれた。

このアニメは、{天才たちの頭脳戦}だったのだ。生徒会長の白銀と、副会長の四宮はどちらも天才、優等生。お互いが惹かれあうが、両方プライドが高すぎて告白ができずにじれったい関係のままなのである。

どうやって、向こうから告白させるか?相手から好意を引き出すか?

そのためだけに、とんでもない心理戦を毎回勃発させる。これがおもしろい。

例えば、雨が降った日に、相合傘をして帰りたいけど、どうやって相手から「傘ないんだったら、一緒の傘で帰る?」と言わせるかという場面。

2人とも、相手から誘わせたいので傘を忘れたフリをするのだ。

お互い傘をもっていなかったら、終わる話だが、実は白銀は傘を持っているのである。でも「傘を忘れた」という嘘をついたら、(こいつ、相合傘したかったのか?)と四宮に悟られる可能性がある。そんなのはプライドが許さない。→そこで嘘をつき続けることに。しかし、四宮は「傘を忘れたなんて嘘よ、なぜなら~」と論理的に証明し始めてしまい白銀を追い詰める。

いや、証明したとして、どうなるんだよ。

いじらしい。ほんとにいじらしい。

でも、分からない話ではないので、こんな恋愛心理戦をリアルで繰り広げないにしてもどこか共感をしてしまい、いつの間にか、2人の恋愛を見守っている自分がいた。

さて、あの例のエンディングダンスであるが、あのダンスを踊っているのは、主人公ではなく、書記のチカちゃんだ。

いい具合に、二人の恋愛を応援し、いい具合に2人の恋愛の邪魔をしている。名探偵コナンのコナンがいなければ事件が起きないんじゃないか?それと一緒で、この書記のチカがいなければ、二人の恋愛はもっと早く成就していたんじゃないか?と思ってしまう。つまりこいつはキューピッドの仮面をかぶった悪魔なのでありコナンくんなのだ。

恋愛において、すみわけが重要である。

自分が戦闘力20で、同じフィールドに戦闘力80がたくさんいては困る。でも1部門で勝てなくてもいい。総合優勝すればいいのである。

顔面部門 おっぱい部門 スタイル部門 声部門 生活力部門 会話力部門 頭部門 などなど

たくさんの部門で平均点をとるか、何部門かで優勝をとる。この勝負の采配は自分が好意を向けている男性のタイプによるので細かく明記できるものではないが、たとえばおっぱい部門だとだいたいの男性が大きいほうがいいと思っているので、「デカいのほうが戦闘力高い」と女性が考えるのは 普通でしょう。

副会長四宮はおっぱい部門で書記のチカちゃんに圧倒的な差をつけられている。(と思っている)

これがわりと物語のなかで 二人の恋愛を阻害しているのである。

やはり、あのダンス動画からにじみ出ていた、「女の敵感」はアニメでも嫌というほど発揮し、「ぐぐぐぐ、かわいいが、お前ほんとに邪魔なんだが!!!」という憎しみの眼を持って画面を見つめざるをええない私がここにいる。でも「書記のチカ」がリアリティをさらに高めてくれている。

リアリティがなければ、わたしはこのアニメを観なかった。チカの存在は絶対だったのだ。

ということで、恋愛をこじりにこじらせた人たちは良かったら観てみてほしい。さぞ共感する部分があるはずだし、よくある恋愛アニメではない。

私はネットフリックスで見た。

https://kaguya.love/