−物事には必ず答えがある−
−正解を言わなきゃネットの誰かに殺される−
そんな意識が わたしを含め20代の人には多いのではないだろうか?
この記事は以下の記事を読んだ後に読んでみて欲しいです。
本当は飛んでしまったインターンくんが書くはずだった記事です。
インターンくん「コインをひたすら積み続ける た ぬさんというニッチな趣味を持つ人がいる。取材して記事にしたい」
わたしが運営するメディア『Nicheっち、』のインターンライターを志望してきた子がいた。 (以下インターンくんと記述)
わたしと同じ1995年生まれで24歳だが、
休学したため、まだ大学生だという(そして高学歴)。
物静かそうなのに胸の中にパッションを秘めてるかんじが良かった。
ラブホで働いてたり、なにを思い立ったのか急に女装してきたり、好奇心旺盛な部分もおもしろい。だから採用した。
だけど、、、
突然連絡が取れなくなってしまった。
1カ月間、会社に来てもらって、
私の隣の席で記事の執筆をしていたインターンくん。
「記事公開の期日をのばしてほしい」と連絡があり、
「待ってるよ~」と言ってから、ぱったりと連絡が取れなくなってしまった。
もちろん記事は編集途中のままで未完成だ。
電話してもダメだった。
俗にいう『飛んだ』ということだろうか?
真相は分からない。
悲しかった。
彼からの最後のメッセージはこうだった。

彼は今どこで何をしているんだろう?
インターンくんの謎のメッセージ
彼の編集途中の原稿を読みなおしていた。

あれ?

え????
画面を拡大してみてみる。
すると、


こわっ!


おやすみなさい?
失神しそうになった。
意味不明すぎて、言葉を失った。
私は、知らない間に彼を追い詰めていたのだろうか?
でも、
本当にインターンの男の子を追い詰めた覚えがないのだ。
シンプルにスケジュール管理をして、上がってきた原稿を推敲して、おかしい部分を指摘したりした。
もちろん意地悪をしたつもりはないし、できるかぎり指導をした。
なのになぜ?
(同い年の子を指導するってのも変な感じがしたが)
後輩指導って難しいと感じた。
もう一度、彼の最後のメッセージを読み返してみる。
「どう書けばいいか等色々考え過ぎてしまい、正解がわからず執筆や編集作業が進まなくなっています。」
−インターンくんの最後の連絡より抜粋−
~正解がわからず~
「いや、わたしだって、正解知りたいわ!」
と思わず言いたくなった。
あんたは、た ぬさんを取材して何を学んだんだ!!
た ぬさんは、正解がなにか分からないまま、ただひたすらコインを積み続けているじゃん?!!!仕事だって人生だってそうだよ!!!
他社メディアで元気そうな彼の姿を発見した。
全く連絡がつかないので、万が一のことがあるかもしれないと、親御さんにも連絡したりいろいろしたが、連絡がつかないまま終わり、どうしようかな…と上司に相談していたら、他社メディアでインターン生としてインタビューに答えている記事が上がっていた。とても元気そうだった。
「生きてて良かった~」その一言につきる。
でも、た ぬさんの取材をして1番良かったのは君のような気がするし、せめて最後まで記事を書いてほしかったな。
「正解なんてなにもない。」
そんなメッセージをた ぬさんから感じてほしかった。
おやすみなさい
おやすみなさい